
備前焼は、平安末期の十二世紀頃から備前市で作られはじめた焼き物で、今日も茶器、花器、酒器、食器などが主に作られています。釉薬(うわぐすり)を全く使わず、焼く時の炎のあたり方や灰のかぶり方によって、表面に様々な模様や色合いが生じます。
備前焼の最大の魅力は、素朴な自然美と偶発的なおもしろさに神髄があるといえます。派手さこそありませんが自然な渋みの風情が好まれるとともに、機能性の面でも愛好者の多い焼き物です。
そして今回のワンちゃん用の湯釜を、岡山の美作市に窯元がある、湯乃郷窯 田代宗山先生に、作って頂きました。どの備前焼作家の方も、『難しい』と言われたのですが、田代宗山先生は、『やれるだけやってみよう!』と心良く引き受けて下さいました。

焼き物の中で、もっとも強度のある備前焼。高級なイメージがありますが、昔から民に慣れ親しまれ、日常生活の一部として使われてきました。田代宗山先生も、『備前焼は使わないと、備前焼の良さが出ない。』とおっしゃっていて、備前焼を日常生活の中で大胆に使うことをすすめておられます。
和心の湯釜も、ワンちゃんがお風呂に入っていくたびに深みが増し、また表情も変わっていきます。独特な雰囲気の湯釜になっていますので、ぜひご覧になってくださいね。
湯釜の製作工程はオリジナルになるのでお見せする事はできませんが、制作の流れをご紹介します。
備前焼の出来るまではおおまかにこのような工程です。とても大変な作業ですね。

和心の湯釜は、これのもっと大がかりな作業になりました。心配していた割れも奇跡的になく、先生の長年の経験とテクニックの賜物です。先生のお人柄がよくにじみ出ている、優しい湯釜になりました。
ワンちゃんが入ると…気持よさそうですね(*^_^*)
こうして、時間をかけてゆっくりと焼き上げ、味のある犬の和心の湯釜は無事完成しました!
中はこのようにスノコをしいてます
先生のお弟子さんの作品も活躍
などなど、備前焼の秘かな自然の力はまだまだたくさん!犬の和心店頭でもお気軽にお尋ねくださいね!